内定者インタビュー

比較的順調にESが通っていた夏時期に比べて秋冬インターンではESの段階で落ちてしまい悩みました。自分としては気合を入れて書いたESでしたが連続で2〜３社から落ち連絡を受けて自分のESの何が悪かったのだろう…と苦しい気持ちになりました。

自分を立て直す為に改めて自己分析に取り組みました。書籍などからも知恵をもらったりしたのですが、例えば「ストレングスファインダー」なんかも読んでみて、また違った角度から自分の強みを再認識したりしました。書籍で得たものを直接ESに書いたわけではありませんが、自分はこういう人に分類されるんだ、と新しい気持ちで理解して持ち直すきっかけにしました。

就活全般楽しかったのですが、その中でも特に挙げるとすると２点あります。１つ目は選考過程であるグループディスカッションやグループワークが楽しかったです。ディスカッションを通して食品業界について、他の就活生とアイディアを出しながら１つの答えを導いていくなど、とても面白かったですね。同じ食品業界を目指す仲間として気が合う人も多く、自分の意見を伝えたり、相手の意見も聞いてそれについて議論するという場がとても楽しかったです。大学生活ではあまり何かについて討論する、ディスカッションする、という場面もそこまでなかったので自分がこういう事が好きなんだ、と新しい発見でもありました。

２つ目は社会人と会って話すことが楽しかったです。自分の考えや意見を聞いてもらったり、逆にどんな考えを持って仕事に取り組まれているのかを知ることが出来て有意義でした。例えば「仕事ってなんだと思う？」というようなお話も社会人の先輩とお話でき、自分の価値観、先輩の価値観を伺える機会も楽しかったです。実際にロッテで働かれている先輩の考え方が面白いなと、こういう方達と一緒に働きたいな、と魅力に感じて志望先として目指すようになりました。

食品業界の中でも製菓業界に絞り込みをしてからは売り場の観察をするようになりました。インターンを通して知った事なのですが「新商品は火曜日に発売している」と伺ってからは毎週火曜日はルーティン的にスーパーなどの店舗を見回ってから大学へ行くようになりました。気になる新商品を実際に買って研究生仲間に配って商品に関する意見や感想などももらっていました。自分にとっては勉強になるし、みんなには感謝されるし、何だか良い取り組みでした（笑）

自分は「商品開発者になる！」という志を持ってからは世の中の人がどんな商品を求めているのだろう、どんなお菓子が世の中に役立てるのだろう、という視点で考え、行動をするようになっていましたし、開発者としての振る舞い方をしてきました。

食品業界理解イベントについては七夕、ハロウィン、冬期講習編と一連の機会に全て参加してきました。そして観覧者として実際に会場にも足を運んでいました。他にも各企業のお話が聞けるセミナーや説明会には出来るだけ参加してきました。

特に選抜コミュニティである「つな道場」は自分にとっては大きい存在でした。森永製菓の研究職に入社予定の24卒の先輩がメンターになって下さり、その方は本当に親身になってくれて模擬面接も沢山して下さり、今でも交流があるくらい大変お世話になった方です。同じ製菓業界を志す者としてお菓子について様々な意見交換が出来たのも本当に楽しく貴重な機会でした。

これから就活をする後輩たちには、ぜひつな道場を推したいと思います。コミュニティに参加するには企業選考さながらのESやグルディス、面接としっかりした選考が組まれており、実際の選考対策への準備にもよい機会です。つな道場でなくても、こうした選考過程があるものにはどんどん挑戦してみて欲しいと思います。

自分のしっかりした考えと自分なりの言葉を持っていたから、と思います。ありふれた言葉じゃなくて、自分ならではの表現で考えを説明し、伝えてきたのが良かったと思っています。

自分は「お菓子であらゆるコミュニティのコミュニケーションを活性化させる」という思いと「お菓子で世の中の人の肌を健康にしたい」という思いがあります。肌の健康にお菓子‥？という点では自分なりの考えと意見があって、そこを熱心に伝えていきました。思いの丈を精一杯伝え、有難いことにしっかりと聞いてもらえました。話し方としてはあまりスマートでは無かったかな、と思いますが（苦笑）自分にしか言えない表現で思いを乗せて、しっかりと気持ちは伝わったのだと思います。

これまでの活動を振り返って思うことですが、自分は現実的な考えよりもまず先に「何をしたいのか」「どんな風になりたいのか」という”感情”を優先するようにしました。その気持ちがあまりにも現実離れしているようであれば、どの様な行動を取ったらその難しい目標に近づけられるのか…という風に考え、戦略を練っては行動してきました。「感情で動いて理性で達成する」というルールで自分はこれまでの就活を過ごし、納得した状態で就活を終了させる事ができました。

なので、どうか最初の動機は頭よりも自分の心に素直に従って欲しいなと思っています。就活は現実的な妥協点で決めるのではなく、自分の感情を大切に、そして冷静に行動を一つずつこなしていけば高い目標でも少しずつ近づけていけると信じて頑張って欲しいなと思います！