食品業界を理解しよう!

「食に関わる仕事」と聞いて、どのような仕事をイメージするでしょうか?生活に最も身近で、毎日のように関わる「食」。あまりに身近だからこそ、就職活動の場面では多くの就職活動生が「誤ったイメージ」と「短絡的な行動」で正しく働き方を理解せず、面接等で苦労している光景を私たちは何度も見てきました。

つな就は食に関わる多様な働き方を理解し、満足する就職活動を実現してもらうための業界特化型の就活応援プロジェクトです。「食に関わる仕事」が思った以上に多様で、思った以上にワクワクするものであることを深く理解する助けになれば嬉しいです。奥深く、可能性に満ちた、食品業界をぜひ楽しく理解してください。

食品業界の”つながり”

つながり図「食に関わる仕事」を広く理解する上で、欠かせないワードが「サプライチェーン」です。サプライチェーンとは、モノが作られ最終生活者の手に渡るまでの一連の流れのことで、サプライ(=供給)+チェーン(=連鎖)と表します。食品のサプライチェーンでは、大きく4つの役割に分けられます。

まず、商品を製造する「メーカー」。完成した商品をスーパー等に運ぶ「卸」。商品を生活者に直接販売する「小売」。食品産業全体を設備などの面で支える「インフラ」。この4つの関係者が連携・協力することで、日本の食品流通がスムーズに機能し、豊かな食生活を実現しています。

どれも「食に関わる仕事」ですが、それぞれのやりがいや醍醐味は違います。自分がどのように食に関わりたいのか、サプライチェーンという俯瞰的な視点から捉えれば間違いの無い選択が出来るはずです。

企業情報

メーカー

食品メーカーは日本に約2万5千社もあります。スーパーなどで買える家庭用商品に強いメーカーや業務用商品、原料商品、加工商品に強いメーカーなど様々な食品メーカーが存在します。ニーズが多様化する中で、他にはない価値を創造し、「ブランド」として認知されるよう日々「モノづくり」と「ブランディング」の改善と創造を繰り返しています。

卸/商社

食品メーカーと小売店の間に入り、食品の流れを効率化し、それぞれの「モノ」「カネ」「情報」の交通整理をすることが卸/商社の役割です。
モノ:卸の倉庫に各メーカーの商品を揃え、必要な店に必要な数だけ複数のメーカーの商品を一度に配送。
カネ:1社1社支払いすると膨大になる支払い業務を卸が間に入り、効率化!
情報:メーカーと小売店、両社が欲する情報を橋渡し。

小売

生活者と直接触れ合い、生活者の求めるものや購買行動などの膨大な情報を保有していることが、小売の最大の特徴であり圧倒的な強み!ニーズが多様化している顧客の「真のニーズ」を常にマーケティングし、売り場づくりや商品構成に活かしています。メーカー、卸、インフラ、それぞれの想いが詰まった場所が小売の売り場です!

インフラ

食品インフラはメーカー、卸、小売、生活者を便利にする役割です。食品の包装やトレー、レジやPOSシステム、測り、食品加工機械など、それぞれのニーズに合わせて技術やサービスを提供し、食品産業全体を「質」と「量」の面から支えてます。食品が美味しく、安心安全に食べられる、そして買い物が便利になっている当たり前の背景に食品インフラの存在が大きく影響しています!

飲食業

食品を加工・調理し、飲食品として顧客に提供することで人々の生活を支えています。
全国規模でチェーン店を展開しているような大企業から個人経営の店舗まで、様々な規模の企業があります。
食事を通して幸せな時間や楽しい時間を提供することができ、お客様の反応を直接見れるのが飲食業界の特徴の一つです。
そして店舗経営に携わることで、仕入れや売上管理などの知識やスキル、チームマネジメント経験など実践的なノウハウも身につけることができます。
また企画や、販売促進、研究開発といった幅広い分野に挑戦できる環境が整っている企業も多くあります。

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